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鼻づまりに対する日帰り手術

鼻づまりに対する日帰り手術について

鼻づまりの原因

鼻づまりのほとんどは以下の①、②の原因単独、あるいは①と②が複合して生じています。

①通年性のアレルギー性鼻炎により下鼻甲介粘膜の腫脹が持続し空気の通り道が閉塞している。

腫大した下鼻甲介粘膜が鼻呼吸の通り道を閉塞させているイメージ
②鼻中隔彎曲症のため軟骨が突出し片方の鼻腔内が狭くなっている。

突出した鼻中隔軟骨のイメージ
③かくれ鼻づまり

かくれ鼻づまりとは昼間は鼻づまりは全く感じなていなくても、夜間睡眠中に鼻づまりが生じ本人の自覚を欠く状態です。朝起きた時に季節を問わず口や喉の乾燥感を自覚することが唯一の手掛かりとなります。睡眠中鼻呼吸が少なく口呼吸がメインになると粘膜は加湿されないためです。鼻腔粘膜は自律神経のうち副交感神経に優位に支配を受け、夜間睡眠中は通常副交感神経の活動性が増すためです。副交感神経の活動性が増すと鼻粘膜の血流が増加して粘膜の腫れが増強し、また鼻汁が増えて鼻腔内に滞留することで鼻づまりが増強します。

内視鏡下下鼻甲介切除術とは

マイクロデブリッダーの使用イメージ 術後の縮小した下鼻甲介粘膜のイメージ

下鼻甲介粘膜に局所麻酔薬を注射し、マイクロデブリッダーという機器を用いて、内視鏡で観察しながら下鼻甲介粘膜の底面~外側を切除し下鼻甲介の体積を縮小させることで空気の通り道を広くし鼻づまりを改善させます。効果の持続性を得るために通常は粘膜内部の下鼻甲介骨という薄い板状の骨の一部も切除します。レーザーによる下鼻甲介粘膜焼灼術とは異なり、その効果は永続的で鼻づまり改善効果ははるかに強いです。

このような方におすすめです

  • 標準的な治療(抗アレルギー剤の内服・ステロイド点鼻薬)では鼻づまりが十分に改善しない方
  • 抗アレルギー剤の内服・ステロイド点鼻薬の長期使用状態から離脱したい方
  • 下鼻甲介粘膜レーザー焼灼術を受けたが鼻づまりが十分に改善しない方
  • 市販の血管収縮剤入りの点鼻薬で一時的には鼻づまりが改善するが点鼻薬の長期使用状況から離脱したい方
  • 何らかの理由で全身麻酔がかけられず局所麻酔下での手術を希望される方
  • 入院手術に要する時間が確保できず入院なしの日帰りで手術を希望される方
  • 術後鼻内へ止血目的に詰め物をしますが、その長期留置に耐えられない方(当院では翌日に大部分を抜去するようにしており、翌日から鼻づまりの改善が実感できます)

手術当日の流れ

手術は耳鼻咽喉科の診察治療椅子に座ったまま局所麻酔で行います。術前投薬・点滴などは行いません。静脈麻酔などで眠らせることは行いません。

STEP 1

手術対象の鼻腔内に麻酔薬をしみこませた綿を挿入し5分ほど休憩します。

STEP 2

下鼻甲介粘膜に麻酔薬を局所注射し、麻酔薬を浸み込ませるため約5分ほど休憩します。

STEP 3

内視鏡下下鼻甲介切除術を行います。所要時間は片側で約5分程度です。

STEP 4

施術を行った鼻腔内に止血のために可溶性のアミノ酸シートと止血用特殊スポンジを挿入して手術終了です。

術後ケア

術後は鼻出血防止のために鼻腔内に止血用可溶性素材を挿入するため鼻呼吸がややしにくくなりますが、挿入物は鼻腔の下方のみで上方は空気の通り道が開いた形となりますので、まったく鼻呼吸ができなくなるわけではありません。鼻呼吸はできます。詰め物は手術翌日に大部分を抜去しますので、この時点で鼻づまりの大幅な改善が自覚できます。残したアミノ酸シートは大部分の場合自然に排出されますが、排出されず鼻づまりを感じる場合は手術後4~5日目にもう1回鼻腔内の掃除が必要となります。所要時間は約5分程度です。
術後の痛みはごく軽度で気になるようでしたら消炎鎮痛剤を数回頓服すれば抑えられる程度です。
当院では患者様のご希望に合わせて片側のみ、両側のいずれも同日で対応しています。

補足事項

  • ■ 術後は日常生活の制限事項は飲食に関してはお願いしておりません。飲酒、喫煙も行っていただいて構いません。仕事、運動も制限していません。入浴についてはシャワーで済ましていただくことをお勧めしており、長時間熱い湯舟につかることはお控えいただいております。また鼻をかむこともお控えいただいています。
  • ■ この手術は軽度~中等度の鼻中隔彎曲症があっても行うことが可能でその効果が期待できますが、高度の鼻中隔彎曲症がある場合は内視鏡とマイクロデブリッダーの2本を鼻内に挿入することが困難なため、先だって鼻中隔彎曲症の矯正術を行うことが必要です。当院では鼻中隔彎曲症の矯正術は行っておりませんので、必要な場合は対応していただける施設をご紹介させていただいております。
  • ■ 術後7~8時間経過してから術後出血を生じる事例がわずかながら存在します。そのためご自宅が他県、または車移動で30分以上かかる距離のところにお住いの方は、手術当日は近隣への宿泊をお願いしています。宿泊していただけない場合は手術はお受けできかねます。
  • ■ 手術後4~7日目に鼻腔内の掃除が必要な場合が多いため、該当する期間に国内遠方出張や海外旅行が入らないように治療計画をたてていただくようお願いします。

費用(※保険適用、3割負担の場合)

内視鏡下下鼻甲介切除術 一側 約24,000円
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休診日:木曜
月午後・金午後・土・日・祝:※予約手術のみ

鼻づまりに対する日帰り手術

診療科目
耳鼻咽喉科・アレルギー科
住所
〒107-0052
東京都港区赤坂4-2-1 JFBビル2F
最寄駅
赤坂見附駅徒歩3分
TEL
03-5570-8711
診療時間 土・日・祝
11:30~14:30
16:00~19:00

休診日:木曜
予約手術のみ

受付終了は診療終了の10分前です。