- 6月 4, 2026
いびきと扁桃肥大の関係について
いびきと扁桃肥大は密接な関係があり、肥満と並んでいびきを引き起こす物理的な二大要因のひとつです。扁桃肥大は組織そのものの大きさが原因となって気道が狭くなり、いびきが起きやすくなります。

なぜ扁桃肥大でいびきが出るのか
扁桃肥大では口蓋扁桃が大きくなり、空気の通り道が物理的に狭くなります。扁桃肥大でいびきが大きくなるメカニズムは以下のように考えられます。
狭窄
息を吸い込む際、狭い場所を空気が無理に通ろうとするため気流の速度が速くなり、軟口蓋粘膜(のどちんことその周囲の粘膜)に大きな運動エネルギーを与え粘膜が激しく振動していびきが発生します。また肥大した扁桃部より先の上気道でより強い陰圧(吸い込む力)が生じ、軟口蓋粘膜(のどちんことその周囲の粘膜)がより強く引き込まれて深く落ち込みます。深く引き込まれた軟口蓋粘膜は振動しやすく大きないびき音を発生させます。
睡眠時の弛緩
起きている間は筋肉の緊張で気道が保たれていますが、寝ると筋肉が緩み、大きな扁桃がさらに喉の奥へ落ち込むため、気道をより強く塞いでしまいいびきが増強します。
治療
保存的治療
扁桃を小さくする有効な治療は薬を含めてまったくありません
根本治療
●口蓋扁桃摘出術
入院が前提で全身麻酔下で行う必要があります。7~10日間の入院を求められることが多いです。手術当日と術後約1週間後に術後出血のリスクがあります。
●ラジオ波による口蓋扁桃凝固術
入院は不要で日帰りで行える施術です。針電極を扁桃に刺して内部を高周波電流で凝固変性させす。これを扁桃の大きさに応じて複数個所行います。当日の萎縮はわずかですが約2週間で扁桃の萎縮が完成します。扁桃はほぼ消失します。肝臓がんの治療で行われている施術と同じ原理です。術後10日~2週間後に術後出血が生じることがありますが、その起こる確率は口蓋扁桃摘出術と比較して約1/10程度と言われています。当院でも積極的に対応しています。
当院ではいびきの治療に必要な場合のみ行っています。単なる慢性扁桃炎や膿栓の治療では行っておりません。
入院は不要で日帰りで行える施術です。針電極を扁桃に刺して内部を高周波電流で凝固変性させす。これを扁桃の大きさに応じて複数個所行います。当日の萎縮はわずかですが約2週間で扁桃の萎縮が完成します。扁桃はほぼ消失します。肝臓がんの治療で行われている施術と同じ原理です。術後10日~2週間後に術後出血が生じることがありますが、その起こる確率は口蓋扁桃摘出術と比較して約1/10程度と言われています。当院ではいびきの治療に必要な場合のみ行っています。単なる慢性扁桃炎や膿栓の治療では行っておりません。
執筆: 院長 坂本幸士
